Substance Painter 体験版再び&キャラクター完成!

少し前の話ではありますが、Substance Painterを本格的に使い始めてみました。
体験版で初歩的なことを学んだのが約4ヶ月くらい前のお話。当然もう使えないかと思いきや、いつの間にかAdobeに買収された影響でクリエイティブクラウドの名の下にもう一度体験版が使えました。さんきゅーアドビっち。

今回は勉強のためではなく、制作していたキャラクターモデルのテクスチャを塗るため。
正直使う用途や環境を想定していなかった(出来なかった)せいで、色だけ置くリアル寄りの構成にするか、影もやんわり描き込むトゥーン寄りの構成にするのか相当迷いましたが、今回はトゥーン寄りの構成を採用。
実質初めてのキャラクター制作なので、こういったことがあらゆる箇所で発生しております。とにかく見えていないものが本当に多い。その分学びも多かったと思います。

話を戻してSubstance Painter、やはり便利です。
UVの継ぎ目を気にせず綺麗に塗れるだけでも非常に快適ですが、AlphaやNormalに簡単にアクセスできたり、さらにフィルターやアンカーポイントといった強力な機能を備えているのはとても魅力的です。
特に描いたものに対してフィルターで非破壊的にミラーやぼかし、縁取りを掛けられるのがお気に入り。これずっとClip Studio Paintとかで欲しかった機能なんですよね。各種3Dソフトでは一般的な機能なんですが。

あえて気になる点を挙げるなら、クリッピングマスクや範囲指定&移動などの一般的なペイントソフトが備えている機能が使えないことでしょうか。データの処理方法がそもそも違うと思うので仕方ないのかもしれません。
今回はクリッピングマスクはアンカーポイントで、移動はスタンプで代用しました。もっとスマートな方法があるかも?こういった小回り部分の改善をAdobeさんには期待したいな!

あとはやはりサブスク制という点ですね。ここは当然Adobeになっても変わらず。
機能を考えると金額に見合うソフトだと思います。が、私はソフトに限らず使う使わないにムラがあるので…ちょっと定額制とはあまり相性がよろしくない。
そこはまぁ塗りたいモデルを溜めておいて、あとで一ヶ月契約でまとめて塗るなどの工夫で乗り切りましょう。

因みにキャラクターの塗りに関しては2週間でなんとか完了しました。方向性が決まってからは割と早かったです。
その後はUnityのトゥーンシェーダー側でも問題なく表示されるよう確認&微調整を済ませて無事完成。何度も挫折したキャラクターモデリング、3ヶ月も掛かってしまいましたがようやく最初の1人が作れました。いやー、嬉しい…

流石に次はもう少し早く出来るはずなので、今回学んだことが風化する前に次の制作に移りたいところです。
あと今回はモーションに関してはほぼノータッチなので…いずれそこも頑張っていきたいところ。3D学ぶこと多すぎる…!

そして書くのを忘れてましたが、制作にあたってはこちらの書籍がとても参考になりました。
まだ日本語の情報が少ないため、ベイクなどの設定項目の説明がまとまっているだけでも非常に価値があると思います。さらにトゥーンとリアル、両方の制作事例があるので制作手順の手引きとしても有用でした。